先日、本校の春期勉強会にて、中1にShow & Tellの発表をさせました。テーマは”My Easter Egg”。数週間前に各々が自由に制作したイースターエッグを片手に、指をさしながらエッグの名前、素材の説明、作った感想などを述べていきました。一からの英作文ではなく、骨格となるスピーチの型を示しました。その型として今回利用したのが、マイケルプライド先生が提唱している”GDFC”です。

General Opening 導入

Hello.  This is my Easter Egg.  I call it “ABC.”

Detail

This part here is “ABC”, I used “Materials.” ×3  The most difficult making part is here.

Feeling 気持ち、感想

I made this egg because I like “ABC.”  I always “ABC.”  I’m going to put it “prep. + place.”

Conclusion まとめ

I like my Easter Egg very much.  Thank you for listening.

このGDFCの流れをベースに生徒は自由に肉付けをしていきます。発表させた結果、Show & TellとGDFCはとても相性が良いということがわかりました。

Show & Tellで最も大切なこと

①伝えたいことがある

②伝えたい相手がいる

ここにGDFCの論理展開を加えることにより、相手にわかりやすく気持ちを伝え、さらにその先の会話へとつなげるきっかけ作りができます。

当たり前のような発想かもしれませんが、私の中では大きな発見でありました。マイケルプライド先生、ありがとうございます。

マイケルプライド先生の論文は、現在、プレミアム会員サイトに登録されております。年会費はかかりますが、読む価値のある論文です。興味のある方は、私か、総合代表の久保先生までご連絡ください。

さて、Show & Tell はアメリカのキンダーではごく当たり前のように採用されている自己表現手法です。伝えたいものを、伝えたい相手に、どうやって説明したら伝わるか。この時期から訓練が始まります。先生は児童の発表に対し、Criticalな質問を投げかけます。

なぜあなたは今日それを持ってきたのですか?

なぜそれはあなたにとって大切なものなのですか?

それはいつもどこに飾ってあるのですか?

このように、発表者である児童が、聞き手に伝えきれていない部分を、先生が巧みに引き出していきます。場合によっては、聞き手からの質問に応答させることもあります。

私は中1のとき、初めてアメリカの現地校でこの経験をしました。この時に、家から持っていったものは、ソロバンです。物珍しいからみんなの気をひくだろうくらいの軽い気持ちでした。発表は失敗しました。先生や生徒からの質問に答えられなかったのです。英語力の問題はもちろんありましたが、今思うと、根本的な問題はそこではなかったように思います。

GDFCのような伝える技術を学んでこなかった。

Criticalな質問に対する訓練をしてこなかった。

この二点に集約されるような気がします。だからこそ英語教師になった今、伝える技術を生徒に示したい。そう思うのです。

伝えたいことがある。伝えたい相手がいる。教師にとっては毎日がShow & Tellなのかもしれませんね。