最近、オンライン英会話の導入に関する問い合わせが増えて参りました。直接、授業見学に来られる先生方もおられます。そこで、導入に必要な設備条件、業者選定、カリキュラムの位置付けなどをまとめてみましたのでブログでシェアいたします。皆さま、ぜひご参考ください。

条件1 インフラ設備(PC, 光回線, ヘッドセット, ウェブカム、利用ソフト)

光回線について

光回線は必ずPC教室に単独でひくことをお勧めします。職員室や他の教室との共有回線だと、トラフィック混雑時、英会話の音声や映像が途切れたり、つながらなくなる可能性があります。そして、PCとは無線LANではなく、有線LANで接続しましょう。無線LANは接続を不安定にする要因の1つです。

PC生徒台数+予備

端末はタブレットよりもPCをお勧めします。理由は2つあります。第一に、タブレットは有線LAN接続に対応するものがほとんどないこと。第二に、オンライン英会話はログイン時や、チャット機能利用時にタイピングを必要とするからです。。

台数は生徒人数+予備を数台用意しましょう。接続トラブルが起こった時には。すぐに予備機に生徒を移すことができます、

ヘッドセット

お勧めはUSBタイプのマイク付きヘッドホンです。ステレオ、マイク端子別のタイプはUSB型に比べ接触不良を起こしやすいです。また、OSのドライバー認識についてもUSBのほうが圧倒的に安定します。USBタイプは1500円前後のもの安価なもので十分です。消耗品と割り切り、多めに購入しておきましょう。

ウェブカム

こちらもUSBタイプをお勧めします。(USBタイプしかないと思われます)最近のウェブカムは高画質、低価格です。本校ではロジクール社のものを使っています。1000円ちょっとのベーシックなもので機能も画質も十分です。

 

条件2 オンライン英会話 業者選定

業者は私が知る限りでも20社以上あります。学校向けオンライン英会話に力を入れているところで有名どころはレアジョブ、QQEnglish、Benesse、Weblioあたりでしょうか。他にも個人向けで有名なDMM、英会話スクールからスタートしているサービスなどたくさんあります。

まずは業者とコンタクトをとり、打ち合わせしましょう。トライアルを実施してくれる業者が多いので、インフラとの相性チェックを必ず行いましょう。言わなくても業者の方からサービス提供が可能かトライアル実施を提案くれます。

業者と打ち合わせをする際、以下のことについて確認しましょう。

講師数、講師のTESOL所有の割合、最大実施可能人数、予約タイムグリッド、レッスン教材の有無、契約月の基本料の有無、キャンセルポリシー。

講師数は多ければ多いほど予約を取りやすくなります。一方で講師の質が担保されるのか見抜く必要があります。そこで、重要なのが海外で有名な英語指導資格TESOLの所有率の確認です。この資格を持って入れば、最低限の英語指導力は担保されていると解釈できます。

次に、予約のタイムグリッドについてです。授業内で実施したい場合、タイムグリッドが5分か10分刻みくらいでないと、授業開始何分後に実施という予約がとれません。事前指導、事後指導を踏まえて予約を毎回いれますから、予約のタイムグリッドの確認は大切です。

それから、レッスン教材の有無についてです。学校向けの教材を自前で用意している業者もあれば、社会人向けの教材を売りにしている業者もあります。もちろん、フリートピックカンバセーションという選択肢もあります。生徒に使わせたい英会話教材を業者に頼るのか、自分で用意するのか決めていく必要があります。

余談ですが、Benesseは自社教材の強みを活かして、学校向けのオンライン英会話教材を充実させています。また、レアジョブはZ会と提携して、中高一貫校用検定街教科書NEW TREASUREに準拠したオンライン英会話教材を作っています。QQEnglishさんは、社会人向けの英会話教材からホームステイ英語、中高生向け文法英語、カランメソッドなど、年齢を問わない幅広い教材の用意があります。色々見比べてみましょう。

利用ソフトについても確認が必要です。Skypeを使う業者がほとんどですが、中にはAppear.inなどのブラウザ型ビデオチャットサービス無料サービスを使うことができる業者もあります。Skypeは生徒数分のメアドを用意して事前に登録しなければならず、学校単位で導入する際、ハードルを上げる要因の1つになっています。生徒のメアドを発行してくれる学校なら話は早いのですが、そうでない学校の場合は、生徒が自分で登録用メアドを用意する必要があります。ここを登録代行してくれる業者はほとんどないようです。本校でもここがネックになったので、Appear.inを使える業者に絞りました。

ここまでの条件や希望をクリアできたなら、残るは費用です。ほとんどの業者は15分か25分のサービスを提供しています。費用は一回600円から1000円です。年間何回実施するのか、トータルで考えて学校も保護者も納得のいく妥当なコストを決めましょう。

費用についての補足です。業者によっては利用する月に、基本料が発生する場合もあるので確認しておきましょう。利用する生徒数で基本料を頭割りすることになるので、たいした金額にはなりませんが、チリも積もればです。

最後に、予約のキャンセルポリシーについて確認しておきましょう。予約何週間前までならキャンセル料がかからないなど、業者によって違います。基本、1ヶ月、あるいは1週間前からキャンセル不可という業者が多いようです。当日、生徒の欠席によるキャンセルについては全額負担になります。この場合、学校が負担するのか、欠席生徒が負担するのか、ルール作りを明確にし、後者の場合は保護者にも説明しておく必要があるでしょう。

条件3 カリキュラム上の位置付け

オンライン英会話をカリキュラム上のどこに位置づけるのかを考える必要があります。例えば、ホームステイの事前学習とするのか、セブ島語学留学の事前学習とするのか、英検二次対策とするのか、教科書で学んだことを会話レベルで実践させるために使うのか、目的によって回数、導入時期、実施回数、利用教材が変わってきます。

本校では、英作文添削サービスと英語プレゼンと連動させています。

様々な講演会に招かれて、オンライン英会話について話をすると、上記のことについて聞かれることが多かったので、ブログにまとめてみました。皆さまご参考ください。

 

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